旅するきめこみパッチワーク/紅葉と大内宿
こんにちは!ブログ担当のYです。
さまざまな色柄、質感の異なる布地を組合せて、お花や景色を表現する「きめこみパッチワーク」。
さながら風景画を描くように楽しめ、完成した時は達成感で満たされます。
旅行がなかなかできない昨今、季節ごとに変わりゆく山肌、花、空に想いを馳せながら丁寧にきめこむことで、ちょっとした旅気分を楽しめます。
今回は「きめこみ里の花・紅葉と大内宿(おおうちじゅく)」をご紹介します。
「きめこみ里の花・紅葉と大内宿」は、江戸情緒の面影を色濃く残す福島県南会津郡の「大内宿」が舞台です。
約500m続く道沿いに40軒ほどの茅葺屋根の古民家や食事処が並ぶ土地は全国的にも珍しく、コロナ渦前は年間約80万人の観光客が訪れていました。
箸の代わりに丸ごとネギでいただく「ねぎそば」が名物ですね。
大内宿は1640年ごろ、会津城下から数えて3番目の宿駅として整備され、活気ある宿場町として発展を遂げました。
江戸へと向かう大名や旅人の宿駅として重要な役割を果たしていましたが、明治時代に入り、新日光街道(現在の国道121号線)の開通に伴い幹線道路からはずれると、宿場町としては衰退の一途を辿り、農村へと変化しました。
外部との人の住来が遮断されて近代化が遅れたことで、江戸時代の町並みをそのまま残すことができ、1981年には全国で3番目となる国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。
「売らない・貸さない・壊さない」という住民憲章に基づき、地元の人たちがこの美しい集落を守っています。
大内宿の一番奥にある小高い丘の上には、「大内宿見晴台」があり、江戸時代にタイムスリップしたような景色を眺めることでき、こちらからの眺めを参考に商品化いたしました。
きめこみ里の花シリーズは今回の「紅葉と大内宿」で、春夏秋冬の全てが出揃いました。
季節によって違った表情を見せる景色を、旅気分できめこんでみてはいかがでしょうか。
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